Hello! BLUE A,RE,A BLUE 「小さなアート展」Hello! BLUE A,RE,A BLUE 「小さなアート展」
アレア品川 2 F ホワイエにて開催中!

空の色、海の色、地球の色。
ブルーには、平和への願いが込められています。
青い、あおい、この空と海のように、いつだって繋がっているわたしたち。
2024年のトレンドカラー Hello! Blue
それは、安らぎと調和をもたらす希望の色。
ブルーをテーマにアレア品川の小さなアート展をお届けいたします。

さまざまな困難と直面し、あらゆる危機を乗り越え、時代の混迷を駆け抜けてたどり着いた2024年。
私たちは少しずつ日常を取り戻し、未来へ向かって歩きはじめました。海の色、空の色、そして平和をイメージさせるクリーンで爽やかな青が、2024年のメッセージカラーとして発表されました。その名は、「ハロー!ブルー」。心のわだかまりを浄化し、“Hello!”と新たな時代を笑顔で歓迎するような、明るく優しい地球の色です。アレア品川のイメージカラーにも通じる2024年のメッセ ージカラーをテーマとして、世界で活躍する7人のアーティストによる小さなアート展を開催いたします。作品を通じて平和の思いを発信し、「ハロー!ブルー」のメッセージを皆様の心にお届けいたします。

Hello! BLUE
「小さなアート展」
参加アーティスト
アメリカから、フランスから、イタリア日本の7人のアーティストたちがつくる“青”。

Interview

アレア品川では、2024年のメッセージカラーである「ハロー!ブルー」をテーマとして、地球の美と平和の心を伝える『小さなアート展』を開催。出展する7人のアーティストを代表して、海外で活躍する2名のクリエイターにインタビューを行いました。

interview1

水の青の世界が育んだ
スピリッツ

アメリカ・ミネソタ在住
デザイナー/イラストレーター

TOMO AOKI

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Web Site

横浜市生まれ。アメリカ・ミネソタ州在住。ニュージーランド留学を経て、都内映像制作会社に勤務。テレビ、TVCM等の制作に携わる。その間独学でデザインを学び、地元静岡のデザイン事務所に勤務。2012年渡米、Tomoyuki Aoki Designを設立。外食産業やスタートアップのブランディングを中心に活動中。また自己のプロジェクトとして主にシルクスクリーンを用いたポスターやプリントを制作、ミネアポリスでのグループ展などに参加。

およそ一万の湖を有するアメリカ・ミネソタ州。「水」を意味するこの美しい街で、TOMO AOKIは10年暮らしている。日本人デザイナー・イラストレーターとして、地方都市ミネアポリスを中心に活躍し注目を集める。ミネソタの冬は、永く険しい。湖を数メートルにも及ぶ分厚い氷が覆い、一年の半分を氷点下30~40℃の雪の中で過ごす。厳しい冬を乗り越えると、人々は爆発的な春を迎える。シンと静まり返った氷が溶けだし、青く澄んだ湖が春の光に包まれると、人も草花も歓び踊り、祝福の声が響き渡る。氷の白と湖の青が巡る季節は、彼の感性をいかに培ってきたのだろうか。

ミネソタで人気のカフェの数々から、イタリアン、フレンチ、日本食のレストランまで。店舗空間の顔となるロゴマークや看板、PR、アイコンイラストなど、TOMOは数々のブランディングデザインを手掛けてきた。現在進行形では 、ミネソタの他にニューヨーク、ハワイ、そしてテネシー州からも彼の繊細でシンプルなデザインを求めて依頼が飛び込んでいる。一言一言、ゆっくりと言葉を選びながら話すTOMO。そんな彼にシェフやオーナーから直接オファーが来るのは、ミニマリズムでシンプルなデザインの中に、彼の精神性を感じ取っているからだろう。オーナーたちの生む空間とそこへ来るお客様へのメッセージが、主張しすぎないオリジナルティー溢れるデザインに込められているのだ。ミネソタで最大のレストラングループを経営するオーナーは、こう語っている。

「レストランを何件も出店し、新しいコンセプトショップを立ち上げる時、TOMOは重要な人物だ。彼は常に新しいアイデアを持ってきてくれる。いつも我々を驚かせ、期待の上をいく。時には無意識に。彼の作品は“North star”、まるで北極星のように輝いている。彼は我々のやりたいことを理解し、簡単でありきたりなクリエイティブに走ることはしない。彼のクリエイティブにはアートがあり、誰もができることではないのだ。」

もっとも水に近い街。ミネソタのブルーの世界でクリエイティブを生み出し続けてきたTOMOは、新たな決意している。次は、人と一緒にものづくりをしたい。クライアントの求めるものを作るだけでなく、自分のスタイルを求めてくださるお客様と出会いを重ねたい。そう語る、彼の原点となる言葉は「感謝と出会い」である。

interview2

フランス・パリを舞台に。
SHIMMURAの“青”。

フランス・パリ在住
フォトグラファー

MARI SHIMMURA

Instagram

Web Site

オーストラリアと東京で写真家のアシスタントを経て、2005年渡仏。フォトグラファーとして、パリで多岐に活動。様々な業界で活躍する人々を撮る傍ら、旅先ででくわす大自然の形態を撮りため発表。繊細な感性による世界観で雑誌・書籍などで数多くの作品を生み出している。

「都会に憧れがあって、いつか海外へ行ってみたいと思っていました。」中学2年生の夏休み、英語をほとんど話せなかったMARI SHIMMURAは、家にあったフィルムカメラと『写ルンです』を手にして、アメリカのカリフォルニア州へ飛び立った。鹿児島県・霧島の温泉地で育ったおとなしい少女が、初めて海外に乗り出した瞬間だ。この一ヶ月のホームステイが、彼女を写真の道へと導くきっかけとなる。アメリカの広大な自然と触れ合い、自由でポジティブな国民性に影響を受けた彼女は、いっそう海外への想いを強めた。地元鹿児島を離れて進学した東京の大学では写真部に入部し、夏休みには旅をしながら心のままにシャッターを切った。卒業後は、ワーキングホリデーのためシドニーへ。様々なアルバイトと並行しながら、写真館の手伝いをしたり、観光客とコアラの記念写真を撮ったり……。現地では、アジア人差別を受けたこともあった。苦労を重ねながら、彼女はあらゆる出来事を心から楽しみ、吸収していった。

再び東京へ戻り、MARIは写真で身を立てるべくアシスタントとして下積みを重ねる。エージェントに所属し、依頼に応じて現場の仕事をこなす生活を約3年続けた。その後、パリを拠点に活動するブラジル人写真家のセバスチャン・サルガドの作品に心を動かされ、パリへ移住することを決心。足掛かりとして、ワーキングホリデーの一年間のうちに、生活の土台となる人脈作りに励んだ。彼女がパリに惹かれたもう一つの理由は、自分らしくいられる街であることだった。この街には、たとえ貧しくても目標に向かって懸命に生きている人がたくさんいた。パリに流れる成熟したマインドとそうした人々が、彼女の励みとなった。そんな彼女も、来年には移住から20年を迎える。現在は日本のクライアントを中心に、雑誌やカタログなど幅広いジャンルで活躍し、忙しい日々を過ごすMARI。お客様のリクエストに応えて満足してもらうことに達成感を覚えながら、自身の仕事に誇りを持ち、さまざまなことに取り組んでいる。好奇心旺盛に、新たな世界へどんどん踏み出していく彼女は、次はどこへ向かっていくのだろうか。「これから後の人生は、おそらくずっとパリで暮らすんじゃないかと思います。もちろん年に何度か日本には戻りますが、拠点になるのはきっとパリですね」

Hello! BLUE & A,RE,A BLUE「小さなアート展」は、イタリアで生まれ、横浜で育ったデザイナープロジェクトALTO CAMPO COMPANYのデザイナーたちのフィルターを通したアート展示のプロデュースでお届けいたします。

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https://www.acc045.com/

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