アレアde食育

冷えたカラダに元気をチャージ冬にうれしい
バランス食「鍋」

アレア品川が打ち出す食育プロジェクトの本年度コンセプト「二十四節気」。今回は、冬に迎える二十四節気の暦や旬の食べ物、また冬の風物詩「鍋」についてご紹介します。鍋は、冷えた冬のカラダを温めてくれるほか、食べ方によっては“ 脂肪のエネルギー化”を助けてくれるうれしい効果もあるんです!


Hot Pot Cooking

冬にうれしいバランス食「鍋」

山の雪化粧が美しい、本格的な冬へ

これから迎える寒い冬は、二十四節気のうち【大雪(たいせつ)】【冬至(とうじ)】【小寒(しょうかん)】【大寒(だいかん)】にあたる季節。【大雪】は十二月七日頃からの十五日間で、山の雪化粧が美しく平地にも雪が降りだす頃。本格的な冬の到来であり、動物たちも冬ごもりの準備です。【冬至】は十二月二十二日頃からの十五日間。1年で最も昼が短く夜が長い日としても知られる冬至は、冬至がゆ・冬至かぼちゃ・柚子湯などで厄払いや無病息災を祈る風習もありますね。【小寒】は一月五日頃からの十五日間で、寒さがいっそう厳しくなる頃。小寒とこの次にやってくる大寒を合わせた約1ヶ月間を「寒中」「寒の内」と呼び、寒中見舞いを送る時期とされています。そして【大寒】は、一月二十日頃からの十五日間。グッと冷え込み、寒さが最も厳しい頃といえるでしょう。二十四節気のうち最後に迎える節気であり、ここを乗り越えれば春はもうすぐそこです。

旬の食材を摂るなら「鍋」がぴったり!

二十四節気が巡るとともに移り変わる、旬の食材。これからの季節に旬を迎える食材といえば白菜、ネギ、長芋、里芋、大根、ブロッコリー、春菊などが挙げられます。旬の食べ物は、美味しいのはもちろん栄養価も高く、そして価格もお手頃。メリットたくさんの旬の食材で、ぜひ〝冬の食〟をめいっぱい満喫しましょう。
そして、そんな旬の食材を摂るのにおすすめなのが「鍋」です。体をぽかぽか温めてくれる鍋は、寒くなってくると食べる機会も増える冬の定番メニューですね。お店でも、旬の食材を使った鍋を多く見かけるようになります。家の食卓でも登場頻度が増えるのではないでしょうか?家で作る鍋は好きな食材を自由に入れられるのが魅力なので、ぜひ旬の食材を積極的に取り入れてみてくださいね。
またその際は、“食材のバランス”にも気を配ってみてください。旬の野菜をたくさん入れるのはとても良いことですが、野菜ばかりに偏ってしまってはたんぱく質が不足してしまいます。お肉や魚介など、野菜からは摂れない栄養素をもつ食材も一緒に入れて、バランスよく楽しみましょう!
ただ、なかには「ダイエット中だからお肉は控えたい…」なんて方もいるかもしれません。しかし、実はお肉には、脂肪のエネルギー化を助けてくれる働きもあるんですよ。少しくわしくご紹介しましょう。

お肉が脂肪をエネルギー化…?

お肉には、「Lーカルニチン」という成分が含まれています。Lーカルニチンは、主に動物の 筋肉に含まれている成分。野菜にはほとんど含まれていません。このLーカルニチンが、実は〝脂肪のエネルギー化〟をサポートしてくれるのです。つまり、Lーカルニチンが含まれているお肉を食べることで、脂肪がエネルギー化されやすくなり、余分な脂肪として体内に溜まりにくくなる、というわけです。
また、基礎代謝を高めて余分な脂肪を燃やすには筋肉が必要ですが、この筋肉の材料となるのがたんぱく質。
お肉にはたんぱく質が豊富なので、しっかり食べることで筋肉がつきやすくなり、結果的に太りにくい体質を目指せる…ということも言えます。
ダイエット中はなんとなく避けてしまいがちなお肉ですが、むしろ、ダイエットを助けてくれるような働きもあったんです。ぜひ、他の食材と一緒にしっかり摂るようにしましょう!
冬が旬のさまざまな野菜に、脂肪のエネルギー化を助けてくれるお肉・・・色々な食材をバランスよく摂れ、しかも体を温めてくれる鍋は、まさに冬の〝元気食〟。この冬は、ぜひ美味しくて体にもうれしい鍋で元気をチャージして新しい年を迎えましょう!

「健体康心(けんたいこうしん)」~健康は、体も心も健やかであってこそ~

「健康」の意味って何ですか?と聞かれれば、多くの人が「病気をしていないこと」と答えるでしょう。しかし、「病気でないこと=健康」でしょうか?体は元気だけれど心が病んでいる場合、それは果たして健康と言えるのでしょうか…? 実は、WHO(世界保健機構)が定めた「健康」の条件には、次の7つが挙げられています。
7つめの項目を見ると、肉体的なことだけでなく、精神的なことも加えて「健康」を定義していることがわかりますね。たしかに、いくら体が健康であっても、心が病んでいたり荒んでいては、考え方が不健康になってしまいます。それは総合的にみて健康とは言えないでしょう。ちなみに、「健康」の語源は「健体康心」と言われています。この四字熟語からも、「健康」は体と心の両方から構成されるものなのだと、解釈できますね。
病気をしないことはもちろんですが、“心の状態”にも気を配り、心身ともに健やかでありたいものです。

アレアde食育 column

脳&体を目覚めさせる
準備運動

寒くなってくると、朝布団から出るのが億劫に なりがちですよね。そんな冬の朝におすすめの、 ちょっとした習慣をご紹介します。

朝、目が覚めて、「まだ布団から出たくない…」「頭がボーっとする…もう少し寝たい…」なんてとき、ありませんか? そんな朝は、ぜひ “脳と体を目覚めさせる動き” で、起きる準備をしっかりと行ってから布団を出てみてください。きっと、頭も体もスッキリとした状態で起きられますよ。おすすめの動きは2つ。図と一緒に見ていきましょう。

仰向けになって両ひざを立て、骨盤の部分を回します。時計回りと反時計回りを交互に繰り返しましょう。また、下(布団方向)に向かってお腹やお尻をグッと沈ませるように意識してみるのもポイント。これらの動きをくり返し行います。

自分をハグするように、右手は左肩に、左手は右肩に回します。その状態で、体全体を左右交互にゴロン、ゴロンと揺らしてみましょう。無理に体に力を入れず、リラックスしながら揺らしてみてくださいね。

どちらの動きも難しいものではなく、毎朝の習慣として誰でも気軽に続けられるものなので、ぜひ実践してみてください。きっと1日の始まりをスッキリとスタートできるでしょう。とくに、寒さから体がこわばり縮こまりがちな冬にはおすすめです!


アレアde食育Pick Up

二十四節気のうち「秋分」「寒露」「霜降」にあたる9~11月。さんまや松茸、かぼちゃ、栗、などさまざまな美味しい食材が旬を迎えますね。今回は、そんな季節の素材を存分に楽しめる宴会コースを「稲田屋」からご紹介。今しか堪能できない旬の味わいをぜひお楽しみください。

漢方食材たっぷりの薬膳火鍋で体ポカポカ!
“稲田屋コース

●忘新年会コース
 料理のみ3,500円(税込)/飲み放題付き5,000円(税込)

臭みのないラム肉と鶏肉を、麻辣/白湯の2種類のスープで。ラム肉は、体の中を温めてくれる寒い冬にうれしい作用があります。スープには、医学専門家・中華栄養師の指導で精選した数十種の漢方食材を配合。世界に数名の「鍋師」による秘伝の味をぜひご堪能あれ!

<コース内容>

・前菜:蒸し鶏の特製花椒だれサラダ
・一品料理:カレイと野菜の豆鼓ソース炒め
・火鍋(白湯/麻辣)
・お肉(ラム肉・鶏肉)
・野菜盛り
(白菜・ターサイ・カリフラワー・ミニトマト・きくらげ・山伏茸・平茸・凍大根・サツマイモ・春雨)
・海鮮盛り(ヤリイカ・ヒモ付きホタテ)
・〆(麺または雑炊)
・デザート
★プラス1,000円でお肉をグレードアップすることも可能!(高級和牛/高級ラム肉)

薬膳火鍋
“稲田屋コース

本場・中国の本格的な火鍋が楽しめる小肥羊。火鍋のスープには、大蒜(にんにく)、棗(なつめ)、枸杞の実(くこのみ)、良姜(りょうきょう)、党参(とうじん)、龍眼(りゅうがん)など数十種の漢方食材を贅沢に配合!それにより、美肌や血行促進、滋養強壮、老化予防などさまざまな健康・美容効果が期待できる薬膳火鍋に仕上げています。この冬は、小肥羊の本格薬膳火鍋で元気とキレイをチャージしませんか?

忘新年会コースをご利用いただいたお客様に限り、
                                ご利用人数×1,000円分の金券プレゼント!

小肥羊のココが魅力!

・臭みがなくて食べやすい絶品ラム肉!
・門外不出の秘伝スープは体よろこぶ漢方食材たっぷり!
・7種のハイボールに紹興酒、果実酒と飲み放題の種類が豊富!

小肥羊品川店

》店舗詳細ページ


協力 ● 花の集い・健康コンシェルジュの会

花の集い・健康コンシェルジュの会は、医学博士、保健学博士、薬剤師、医師、看護師、健康運動指導士、管理栄養士、フードコーディネーター、教育者など、人々の健康を指導してきたプロフェッショナルなプロジェクトです。未来の子供たちのためにも女性たちが健 康を考え、促進することが大切ということで発足されたチーム。ボランティア姿勢での企業とのコラボレーションなどで社会に健康と食育の大切さをアピールするコンセプトで、様々な企画を発信しています。セミナーやワークショップなどの会費や講師料は、現在復興協力として福島に桜の木を植樹し花を咲かす基金として活用しています。

保健学博士 山本 初子

日本女子大学大学院家政学研究科食物・栄養専攻修士課程修了。2000年博士・保健学取得。学習院女子短期大学をはじめとして多くの大学・短期大学・専門学校の非常勤講師を経て実践女子短期大学、桐生大学教授を歴任。管理栄養士。花の集い・健康コンシェルジュの会会員、IFF公認プラクテイショナー。

保健学博士 山本 初子
健康運動指導士 湊 真里

1957年 静岡県生まれ、1979年 東京女子体育大学卒業、1988年 健康運動指導士資格修得、2000年 フェルデンクライスメソッド国際ライセンス取得
大学卒業後より有酸素運動時の質の良い動きについて研究。身体調整体操として集大成させ、本体操を創始。現在、指導者の養成に力を入れている。また、保健センターなどで健康教育の講師多数。

健康運動指導士 湊 真里

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